遠回りな出発

12/22(土)

 


 ○まずはICNへ?
 ○関空でトランジット
 ○ダラス国際空港

まずはICNへ?

 ここ最近は持っていく荷物がほぼ決まっていることもあって、旅行出発日前の週末には
粗方の荷物のパッキングが済んでいることが多く、以前のように前日に半徹夜でパッキングを
することは少なくなっている。今回も、荷物の準備については前の週末に済ませてあったのだが、
長期の休暇となることから仕事の方で片付けておかなければならないことが幾つかあったため、
帰宅したのは日付が変わってからとなってしまった。
 その上、取れたチケットは韓国発券ということで朝9:50のNHでまずICNまで行かなければ
ならないため、朝5時半には起きていなければならず、結局睡眠時間は3時間程でいつもの通り
の睡眠不足での旅立ちとなった。


 いつもの通り地下鉄とリムジンバスを乗り継いで関空に到着したのは8時半頃でNHの
チェックインは既に始まっていたが、夏休みの時に比べたらかなり空いていた。といっても
出国のピークは28〜30日頃だろうから、この日空いているからといって全て例のテロのせいでは
ないはないと思うが。

 今回はディレイはないようだったのでチェックイン後はすぐに出国ゲートに向かったが、
ここでまたしても金属探知機に引っかかってしまった。原因はベルトのバックルであることが
わかっていたのでポケットの中には何も入っていないことを係員に確認してもらった上で
個別チェックを受けたのだが、この係員が手際の悪い係員で個別チェックの後にまたゲートを
くぐれと言ってきた。こんなことを他の人についてもいちいちやっているので出国ゲートの所は
あまり人が並んでいなかったのに思わぬ時間がかかってしまった。

 イミグレーションの所もほとんど人が並んでいないような状態で楽々通り抜けて北ウイング
側の出発ゲートへ向かい余裕をもって飛行機に乗り込んだが、結局いつもの通り出発したのは
定刻から30分後だった。

 12:15頃にICNに到着していつものように2階と3階の連絡通路にあるセキュリティーチェック
の所まで行き、航空券を見せて通してもらった。ここの係員はリマを知らなかったらしく、
私がペルーの首都だと言ってもピンと来ていないような感じだったので、南米だと言ってやると
やっと理解してくれた。

 今日も荷物はリマまでスルーなので、ここではAAのチェックインだけをするために日本まで
のAAとの共同運航便を出しているJALの搭乗ゲートへ行き、チェックインしたい旨を伝えたが、
ここにある端末が壊れていて発券できず、結局夏に連れて行かれたトランジットエリア内の
JALの事務所で発券してもらった。
 このとき発券業務を担当してくれたのは日本語OKのJALの韓国人職員だったが、彼女に
私の今回のルーテイングについて「どうしてそんな変なことするんですか。私には理解できない
ですね。」などと言われてしまった。(ここで言っているのはKIXーICN−KIX−DFW−LIMという
 妙なルーテイングのことだ。これについては、初めに関空でICN行きのチェックインを
 したときにANAの事務の女性にも笑われたので何か言われるだろうとは思っていたが。)

 今回はこのルートのチケットしか取れなかったのだから仕方ない。訳わからんことしてるなあと
自分でも思っているのだから。

 クリスマスシーズンのICN国際空港1  クリスマスシーズンのICN国際空港2


 そうして無事発券してもらいゲート前でしばらく待っているとほぼ予定通りの時刻に搭乗開始
となり、おなじみのDC10に乗り込んだ。機内はほぼ満員だった。


関空でトランジット

 飛行機は午後4時前には関空に到着した。飛行機を降りターミナルに入っていつもなら
入国審査を受けるためにモノレールに乗るところを、手前の階段を降りて乗り継ぎ用の通路を通り、
トランジットエリアに戻って乗り継ぎカウンターでAAのチェックインをした。
 乗り継ぎ通用口にはICNと同じように荷物のX線チェックがあり日本人係員(若い男女2人)
がチケットのチェックをしていたのだが、ここで呆れたのは彼らの語学力のお粗末さだ。
 ここに来る客の9割以上が日本語の話せない外国人であるのは明白なのに彼らは片言の英語
すら満足に話せなかったのだ。こんなのは外国の空港でも見たことはない。
 これはペルーがどこにあるかを知らなかったICNの職員よりもずっと恥ずかしいことだと
思えるのだが。
 
 乗り継ぎカウンターでAAのチェックインをしたのは、ICNではAAの事務所がないので
とりあえずJALのカウンターで発券こそしてくれたのだがシートアサインなどはできず、
AA便の出発地であるここ関空で改めてチェックインする必要があったからだ。
 (ICNからKIXまではAAとJALの共同運航のため。)

 ここからはビジネスシートなのでチェックインすると一緒にラウンジ券を貰うことができたが、
すぐにはラウンジには入らずフロアをしばらくぶらついていた。


 5時前になって夕方便に乗るための客が続々とやってきていたが、それでも混んでいるとは
いえない状態だった。やっぱり海外旅行は皆控えているのだろうか。
 メインフロアのところでおにぎりとお茶を買っていると、丁度会社の同期のK氏が歩いて
きたのが見えたので声を掛けてしばらくベンチに座って話をして過ごした。彼は18:05発のACで
カナダへ行くとのことなので、比較的薄着の私と違ってしっかりした上着を着ていた。
 彼の目的はイエローナイフでオーロラを見ることだそうだが、今年は太陽の活動が活発という
ことなので晴れてさえいればきっと見事なオーロラが見えることだろう。

 5時半頃に彼と別れたが、自分のフライトの18:55まではまだまだ時間があったので
フライトまではラウンジで過ごすことにして、AAの出発ゲートのある南ウイング近くにある
JALの桜ラウンジに向かった。
 正直、単なる1庶民でしかない私はラウンなんぞこれまで入ったことがなかったので中には
ブルジョワっぽいツーリストやビジネスマンばかりかと思っていたが、中には庶民っぽい人も
結構いた。ラウンジ内はソファの並べられたエリアとデスクを並べたエリアがあって、
デスクにはPCを使えるようにコンセントとモジュラージャックが付いていた。飲み物と
菓子が食べ放題だったので、フライトまでの間はソファに腰掛けてジュースを飲みながら
ガイドブックとウェブ上から得た情報を元に昨日慌てて作ったペルーボリビアの情報集を
読んでいた。

 すると、ほぼ予定通りフライト30分前になって搭乗OKという放送が流れたのでラウンジを
出て搭乗ゲートに向かった。今回私は行きに関してはビジネスクラスの客なのでファースト
クラスに次いでの搭乗となった。その後はエコノミークラスの搭乗のアナウンスが流れていたが、
エコノミーもクラス分けされて順番に搭乗していた。

 機内はエコノミーの方は満席だったがビジネスの方は幾つか空席が見られた。18:55にダラス
行きのAA158便は予定通り出発した。

            ダラス行きのAA機(関空)



ダラス国際空港

 飛行機はB777だったのでビジネス席は広くて快適だったが、夕食後はひたすら爆睡
していた。そのため朝食を食べ損ねてしまい、目が覚めたらダラス到着30分前だった。

 ダラスから次に乗る便のリマ行きのAA947便までの乗り継ぎ時間は1時間10分しかなく、
そのためこれまではアメリカには入国せずトランジットルームで待機してそこから飛行機に
乗り込むと聞いていた。ところが飛行機を降りるとそんなトランジットルームへの案内などは
一切なく、通路を歩いた先にあったのは入国審査場だった。

 これは何かの間違いではないかと思い、審査場の所にいた係員に聞いてみると、例外なしに
一旦入国して荷物をピックアップしなければならないらしい。「そんなことしていてリマ行きに
間に合うのか。」と聞いても「とにかくそうしろ。」と言うだけだったので仕方なくかなり
焦った気持ちで入国審査の列に並んでいた。
 これは間違いなく例のテロ事件の影響だろう。米国を通過する全てのフライトについて
例外なく一旦入国させてチェックするようにしているのだろう。オサマ・ビン・ラディンは
聖戦などとたいそうな事を言っているが我々ツーリストからすれば彼の行為は迷惑以外の
何者でもない。

 入国審査を抜けて荷物をピックアップし、少し行った所で再び荷物を預けてトランジット
エリア前の手荷物チェックの所へ行ったらフライト30分前だった。荷物を預け直した所には
他にもリマ行きの荷物が幾つかあり、それを見たら自分以外にも同じ状況の人がいることが
わかって少し気分的に楽になった。

 手荷物チェックを抜けて搭乗ゲートの所へ行くと既に搭乗開始時刻になっており、ビジネス
クラス客の搭乗案内がなされていた。さすがに旅行者に人気のペルーだけあってゲートの所には
日本人の姿も結構見かけた。


 リマ行きの飛行機はB757という小型の飛行機だった。これではなかなか予約が取れない
訳だ。リマ線は客が多いだろうから飛行機をもっと大きなものにしてもよいような気もするの
だが。採算が取れないのだろうか。

 さすがに飛行機は超満員に近い状態で、ビジネスの所にオーバーブッキングでアップグレード
されたらしき日本人の団体が数名いた。搭乗してから窓の外を見てみると、既にフライト予定
時刻だというのにまだ荷物の積込みが行われていた。先の荷物再預け場の様子を思えばこれも
無理ないだろう。このため飛行機が飛び立ったのは予定より1時間近くも後だった。

 リマ行きAA機(B757)(ダラス国際空港)  夕暮れのダラス上空

 ダラスからリマまでは約8時間のフライトで、向こうに到着するのは夜中ということもあって
機内食の後はひたすら寝て体力の保持に努めた。


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