エジンバラ

8/11(月)


 ○エジンバラ城観光
 ○街散策

エジンバラ城観光

 夜遅くの到着だったが、朝は6時半に起きて7時半にはYHを出た。というのは、この
日の夜の予定は決めておらず、オペラのチケットの当日売りを入手しようと思っていた
からだ。目当てのオペラはあのニーベルングの指輪(ワーグナーの曲で有名)で、これは
日本でネット予約しようとしたら既に前売り分は売り切れていたものだ。
 エジンバラ音楽祭では、前売りだけでなく当日分も扱ってはいるのだが、音楽祭自体が
観光客の集まってくるイベントなので、人気のある出し物については早朝からチケット売
り場に並んで買う必要がある。チケット売り場の開くのは9時過ぎてからだが、その時刻
に行ったのでは入手は困難だということで、8時にチケット売り場に行くつもりでYHを
出発したのだ。
 チケット売り場はエジンバラ城近くの大聖堂跡だったが、8時に行った時点で既に30人
以上の人が並んでおり、今から並んでもチケットは入手できそうにないような感じだった。
 まあ、どうしても見たいというわけではなく、見られればラッキー程度の軽い気持ちだ
ったので、諦めて次の目的地に向かうことにした。

 今日は観光地をまわるまでにやっておきたいと思うことが3つあった。1つは先のチケッ
ト入手で、2つ目は明日と明後日のバスについての確認で、3つ目はネットで事前予約した
Millitary Tattooのチケットを入手することだった。
 2つ目の目的であるバス発着場は、地球の歩き方にはバスステーションが半年前には工事
中のため発着場はバラバラになっているなんて書かれていたが、半年前の事なので工事も終
わっているだろうと思って旧市街のロイヤルマイルから歩いて15分程のところにあるセン
トアンドリュースクエアバスステーションに行ってみることにした。
 予想通りバスステーションは工事も終了しており真新しいターミナルが稼動していた。
このあたりはさすがに先進国だ。これがロシア辺りの発展途上国だとまだ工事中という可能
性も大いにありうる。おかげて欲しい情報は確実に入手することができた。
 ところで、ここで知りたかった情報というのは、
  ・明日のSt.アンドリューズ行きのバスのスケジュール
  ・明後日のインヴァネス行きのバスのスケジュール
だった。インヴァネス行きの方は事前にネットで調べてはいたのだが、肝心の時刻表のコピー
を忘れてきてしまったため改めてスケジュールを確認しておく必要があったのだ。この路線
についてはやはり昼に向こうに着こうと思ったら6:55発のバスに乗るしかないようだった。
 一方のSt.アンドリューズの方については、X60のバスが行っていることくらいしか
ネットでは調べられなかったのだが、バスターミナルに掲示されている時刻表を見てみると
地球の歩き方に書いてあるとおりに8:40から1時間置きに便があった。(但し、日曜日には
直通バスはないようなので注意すべきだろう。日曜日にバスがないのはゴルフコースが休み
ということもあるのかもしれない。)

 それから次に向かったのは鉄道駅の近くにあるTattooオフィスだった。ここはMilittary
Tattooの専用オフィスになっており、日本でネット予約したチケットもここで受け取ること
になっていた。だが、9時半の時点でまだオフィスは開いておらず、おまけにここも当日券
を求めて長蛇の列ができていたのでまた後でチケットを取りに来ることにして、まずは定番
のエジンバラ城を観光することにした。

           Tattooオフィス前の行列


 エジンバラ城はTattooオフィスから歩いて10分ほどのところにあったが、途中通った道
は私が昔住んでいた六甲台の上り坂を彷彿させるような急坂だった。

           急坂


 城のところまで行ってみると、入口前の広場にはTattooの仮設スタンドができており今夜
からの本番を待つばかりとなっていた。スタンド脇にあった仮設オフィスには予想通りTattoo
のチケット前売り分は全てSold outと書いた張り紙が出ていた。
 6月初めにネット購入しておいたのはやはり正解だった。先のオペラは見られなくても
それほど残念だとは思わないが、このTattooはエジンバラフェステイバル最大の目玉イベン
トなので、これはぜひとも見ておきたかったのだ。それにしても、今やネットでこんなもの
まで手配できるとは本当に便利になったものだ。


 エジンバラ城のチケット売り場には既に人だかりができていた。日本語の解説のあるオー
ディオガイドを借りようか迷ったが、日本語ガイドブック(2£)の方を見てみたら結構詳
しく説明が書かれていたのでオーディオガイドは借りずに日本語ガイドブックだけで済ませ
ることにした。
 この城は今まで見てきた欧州の城の中でもとりわけ戦闘色が強く造られているように思え
た。城壁沿いには黒光りした砲台が幾つも並んでおり昔の戦闘の激しさを物語っているよう
だった。

 砲台 砦

 城の高台から見た市街1 城の高台から見た市街2


 大勢の観光客の中を掻き分けるようにして城の中を入口付近から順番に見学していき、城
の中心のクラウン・スクエアと呼ばれる広場まで向かった。この広場のところにあう王宮の
建物にはスコットランドが世界に誇る宝物である運命の石と王冠が飾られている間があり、
そこも人だかりになっていた。

 Cathedral 王宮


 この辺りが城の中心で後は戻るだけだった。城への出口の途中にある歴史博物館を見てい
ると丁度1時近くになったので高台にある砲台のところまで行ってみた。ここの砲台は現在
も時刻を知らせるための発砲(勿論、空砲で撃つのも1日1度だけ)をしている、世界でも
珍しい砲台で、それを見るのが目的だった。砲台のところには1時の発砲を見るために大勢
の人がやって来ていた。
 発砲は1時きっかりに行われた。意外にあっさりしたものだったが、発砲の瞬間の音はさ
すがにかなり大きな音だった。

 博物館前に展示されていた戦車 発砲後の砲台




街散策

 発砲を見終えたので城を去ることにして、城を出てTattooオフィスへチケットの受け取り
に向かった。オフィスはさすがにこの時間になると空いていた。オフィスで予約の紙(ウェ
ブサイトの確認画面を印刷したもの)を出してクレジットカードを出すとすぐにチケットを
発券してくれた。これで一安心だ。

 街の様子1 街の様子2

 その後は少し遅い昼食を済ませてから国立美術館を見に行き、聖ジャイルズ大聖堂を見た
りしていたら5時をまわっていた。
 午前中曇りだった天気も、3時をまわったあたりから晴れ間が見えるようになり、5時の
時点ですっかり青空が出てきていたので、街が見渡せるというカールトンヒルという小高い
丘へ行ってみることにした。

 カールトンヒル カールトンヒルからの眺め

 上り坂を約15分ほど歩いてカールトンヒルに着いた頃にはすっかり晴れて、エジンバラ
の町や北の河口のあたりまでくっきりと見えた。ここにはギリシャの神殿のような柱状のモ
ニュメントがあり、エジンバラの町を見渡せるということで観光客も何人かやって来ていた。
 モニュメントの横にあるネルソン塔に上ってエジンバラの街を見て、少し丘のところで
休んでから再び町に戻った。7時過ぎだったがまだまだ明るく、旧市街も人で一杯だった。

 バグパイプのパフォーマー 動かない芸をするパフォーマー

 道の脇では相変わらず色々なストリートパフォーマンスが行われており、通りの近くの店
はどこも人で賑わっていた。明日は土産物屋を見ている時間もなさそうなので、今のうちに
土産物を幾つか買い込んで少し早めに宿に戻った。

 夕方のエジンバラ城 夕暮れのエジンバラの街

 宿へは歩くと20分以上かかるので、今日は列車で最寄のヘイマーケット駅まで行き、
(£1.1)そこから少し歩いて宿に戻った。宿に戻ってシャワーを浴びていたら、エジン
バラ城で行われているTattooの終わりの花火の音が聞こえてきた。






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